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腹膜透析(PD)Q&A

透析について

腹膜透析(PD)では、お腹にチューブを入れるということですが、どのようなものですか?

腹膜透析(PD)を始める時には、最初に、お腹に透析液を出し入れするために使う「カテーテル」と呼ばれるやわらかいシリコン製のチューブをお腹に埋め込む手術をします。手術にかかる時間はおおよそ1~2時間ぐらいです。お腹から出る「出口」の部分は、ベルト等日常生活の邪魔にならないように、位置が決められます。

高齢者でもできるのでしょうか?

2日に一度数時間で治療を行う血液透析(HD)とは異なり、PDは原則毎日24時間連続して体からゆっくりと毒素や水分を取り除く透析方法なので、心臓への負担や血圧の変動が少なく、高齢者に適しているという考え方もあります。
90歳を超えるような高齢の方でも自分で透析液交換の操作をしている方もいますが、本人では操作ができない場合や一人では不安な場合は、家族や訪問看護師のサポートが必要となります。 高齢者の場合は特に、本人の意志以外に協力者の有無などをふまえて透析方法の選択をする必要がありますので、患者さんと主治医とご家族でよく話し合って決めることが大切です。

自分で操作方法を覚えられるか心配です。

カテーテルを埋め込む手術の後、2週間~1ヵ月程度入院して操作方法の練習を行います。手順書に沿って病院のスタッフに教えてもらい、不安な点がある場合も入院中に確認をして、退院までに操作方法を覚えます。
自宅で、病院で教えられた通りにできるのかを心配する方もいますが、毎日行うことですので自然と慣れてくるようです。(3)
また、退院直後に、訪問看護師に自宅での様子の確認をしてもらい、安心して自宅での治療をスタートさせるという取り組みもあります。

透析液の交換はどこで行えますか。

清潔で、人の出入りのない場所を確保できれば、家の中、職場、学校、旅先などで交換できます。また、PDを行う部屋は掃除の行き届いた清潔な場所であれば専用でなくても構いません。ただしペットは入れないようにし、透析液の交換時は人の出入りも無いようにするか、部屋にいる人にはマスクをしてもらうようにします。

腹腔に透析液を入れると、どんな感じがしますか。

成人の場合、通常2Lの透析液を入れます。腹膜透析(PD)を始めたばかりの頃は少しお腹が重たいように感じる方もいます。

透析液の交換時間は毎日きっちり同じでないといけないのでしょうか?

医師に指示された交換の時間に透析液を交換するのが基本ですが、日常生活の中でそれが多少ずれてしまうこともあると思います。どの程度であればずれても問題が無いのかを、主治医にあらかじめ相談しておくと安心です。

APDで、夜中に何か問題があった時はどうすれば良いのでしょうか?

もし、透析中に問題が出た場合には、アラームが鳴り、機械が異常の原因をメッセージで知らせてくれます。それでも原因がわからない時は、病院または24時間サービスのコールセンターに連絡をして、指示を受けます。

糖尿病性腎症でもできるのでしょうか?

糖尿病性腎症の方でも腹膜透析(PD)は可能です。腹膜透析液には体の余分な水分を除去するための物質として「ブドウ糖」が含まれていることから、血糖値への影響を懸念される方もいらっしゃいますが、血液透析(HD)と違い毎日連続した透析で血糖コントロールがしやすいとの考えもあります。
また糖尿病の影響により、視力が弱い、手先の動きが悪いことで透析液の交換操作ができるのかが心配な場合は、透析液バッグとお腹のチューブを殺菌しながら自動的に接続する機械を使うことも可能です。
患者さん個々で病態や身体状況は異なりますので、主治医に相談してみてください。

費用は血液透析(HD)と違いますか? また、APDでは機械を使いますが、CAPDとでは費用は違うのでしょうか?

透析治療にかかる費用は高額ですが医療費の公的助成制度が確立されていますので、必要な手続きを行うことで医療費の自己負担は軽減されます。血液透析(HD)でも腹膜透析(PD)でも患者さんの自己負担額は変わりません。
またAPDで機械を使用する場合も機械を使わないCAPDの場合と自己負担額は変わりません。

食事について

食事制限はありますか。

透析を始めた後でも、残っている腎臓の機能を守り、体調を良好に保つためにも、食事制限は必要です。腹膜透析(PD)の場合は、透析液に糖分が含まれ、それが体内に吸収されますので、エネルギーは控えめにする必要があります。ただし、カリウムは腹膜透析(PD)で除去されるので、野菜や果物の制限は緩やかな場合が多いです。残存腎機能や腹膜の状態によって、個々に食事の内容は変わりますので、主治医の指示に従って行います。

旅行について

旅行はできますか。

多くの方が国内旅行、海外旅行を楽しんでいます。
腹膜透析(PD)の場合、旅行先に透析液とキャップなど必要な器材があれば透析ができますから、旅行中に透析施設へ行く必要はありません。海外旅行には、個人で行かれる場合もありますが、旅行会社が企画する「CAPD患者さん向けツアー」に参加される方もいます。

(3)快適なPDライフのための情報誌「スマイル」2008年夏号読者アンケートより
「腹膜透析(PD)について」
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